ラベンダーはベンゾジアゼピン系やSSRI抗うつ剤などの薬に比べて、実質的に副作用がありません。
ラベンダーの香りが不安感を軽減することが研究で確認されています。
ラベンダーは、ベンゾジアゼピンやSSRI抗うつ剤などの薬物と比較して、実質的に副作用がありません。
特にベンゾジアゼピン系の薬は、頭痛やめまい、酔っぱらったような効果をもたらします。
一方、ラベンダーは比較的短時間でリラックス効果が得られ、他の副作用もありません。
研究の共著者である柏谷秀樹博士は、次のように述べています。
民間療法では、植物の抽出物から得られる匂いのある化合物が不安を和らげると長い間信じられてきました。
研究者たちは、リラックス効果のあるラベンダーに含まれる化合物であるリナロールをテストしました。
私たちは、リナロールの抗不安作用を調べるために、リナロールの蒸気を浴びたマウスの行動を観察しました。
その結果、これまでの研究と同様に、リナロールの香りは正常なマウスに抗不安作用をもたらすことがわかりました。
注目すべきは、これがマウスの動きを損なうことがなかったことです。
ラベンダーは、肺に吸収されるのではなく、匂いを嗅がなければ鎮静効果は得られないことが、マウスの研究で判明しました。
しかし、匂いを嗅げないマウスは、リナロールによってリラックスできませんでした。